宅配サービス部 沼田サービスセンター 生方ひろこさん
第148回スマイルレポートは沼田SCの生方ひろこさんが出演し、思わず笑顔になる地域の素敵な話題を紹介します。
生方さんのお届けエリアは沼須、上沼須、下久屋。沼田の南の方で、畑と自然が広がっているところになります。
沼須は“沼須ねぎ”などの伝統野菜を含め、野菜作りがとても盛んな地域で、以前は“沼田の台所”と言われていたそうです。かつては朝採れ野菜をリヤカーに乗せ、街中で引き売りをする農家さんも多かったそうです。
続いて沼須に古くから伝わる「一切経祭り」という春のお祭りをご紹介します。このお祭りは毎年4月3日に砥石神社で行われますが、起こりは1759年ですので、なんと今から260年前になります。小林多左衛門本房という地域の有志が村人の寄付を集めて33巻のお経本を京都で求め、その本すべてを丸太の担ぎ棒に下げて地域住民の厄払いに回ることから、その名がついたそうです。各家庭では、ごちそうやお菓子を準備して一行を待つということですよ。
最後は、ブラタモリの沼田特集でも取り上げられた「電車道」についてです。かつて渋川―沼田間に利根軌道と呼ばれた鉄道路線があり、その廃線跡を、通称「電車道」と呼んでいるそうですが、レールが敷かれているわけではなく、現在は路面の通りということです。普通、田舎道はくねくねしていることの方が多いのですが、今電車道はとにかくまっすぐで、いかにも昔、電車が通っていたと思わせられるそうです。沼須の方にはなじみ深い呼び名で、通り沿いのバス停は「でんしゃ道」ですし、「でんしゃみち」という美容院もあるそうです。何だかノスタルジックな響で素敵ですね。